- p.1
プロダクトゴールとは?あるいはプロダクトのゴールを設定するには何が必要か?
v3
#scrumosaka
術式反転
- p.2
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
概要
みなさんの正解に近づけるきっかけになりたい
- p.3
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
概要
みなさんの正解に近づけるきっかけになりたい
- p.4
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
ゴール設定
Goal Settings
- p.5
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
サノスが本当にやりたかったことは?
© 2023 MARVEL, 「Avengers: Infinity War」
やりたかったこと
人口爆発 → 資源不足
やろうとしたこと
宇宙の生命を半分に
人間は愚か|平等に|妥協しない
やらかしたこと
• 攻め込み、半数を無作為に虐◯
• 邪魔者も虐◯
• 手段のためなら身内も手にかける
• ◯拐して養女に
• 養女を◯造
• あらゆる犠牲をいとわず
- p.6
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
サノスはなぜ方向転換できなかったのか?
VISION
人口爆発による資源枯渇を解消している世界
生命が半分になってる
侵略してほどよく
◯せている
効果的に◯せている
ガントレット作った
ストーン手元にある
- p.7
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
サノスから学べること(思ったとおりの未来が来ると限らない)
• 変化する前提でゴールを設定
• 事実(エビデンス)に基づく計測
• 観察による意思決定
ゴール
開始の状態
予測主義によるマネジメントから
経験主義によるマネジメントへ
- p.8
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
3Vs – Vision, Value, Validation
Vision
Value
Validation
透明性
検査(対象)
適応
経験主義
Empiricism
何がわからないのか、わかるまでわからない
We don’t know what we don’t know until we know it.
- p.9
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
サノスは変化に適応できなかった?
VISION
人口爆発による資源枯渇を解消している世界
生命が半分になってる
侵略してほどよく
◯せている
効果的に◯せている
ガントレット作った
ストーン手元にある
- p.10
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
ゴールを設定する
VISION
戦略的ゴール
中間ゴール
即時戦術ゴール 今ここ(現在の状態)
開始の状態
実績(事実)
目指す先
ありたい姿
- p.11
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
EBMでのゴール設定(ゴールとは「状態」である)時間
指標
戦略的ゴ ール
現在の状態
開始の状態
中間ゴ ール
即時戦術ゴ ール
実験ループ
仮説
適応 検査
実験と 計測
引用「エビデンスベースドマネジメントガイド」(翻訳: 長沢智治、角征典)
目指す先
ありたい姿
実績(事実)
- p.12
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
《お知らせ》アジャイルのカタ
方向性や
チャレンジを理
解する
現状を
把握する
次のターゲット
状態を設定する
ターゲット状態
に向かって
実験する
出典:「 The Toyota Kata Practice Guide 」(Mike Rother)をもとに補足
agilekata.org
• 改善のカタ
• コーチングのカタ
- p.13
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
状態(アウトカム)を測る | EBMの4つのKVA(重要価値領域)
引用「エビデンスベースドマネジメントガイド」(翻訳: 長沢智治、角征典)
- p.14
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
市場価値と組織の能力《例示》
VISION
今ここ(現在の状態)
開始の状態
実績(事実)
目指す先
ありたい姿
未実現の価値
現在の価値
イノベーションの能力
(効果性)
市場に出すまでの時間
(反応性)
何がわからないのか、わかるまでわからない
We don’t know what we don’t know until we know it.
- p.15
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
EBMの重要価値指標(KVM)《あくまで例示》
現在の価値(CV)の指標未実現の価値(UV)の指標
市場に出すまでの時間(T2M)の指標 イノベーションの能力(A2I)の指標
• 従業員1人あたりの
収益
• プロダクトコスト
比率
• 従業員満足度
• 顧客満足度
• 顧客使用指標
• 市場占有率
• 顧客満足度ギャップ
• 望ましい顧客体験や満足度
• デプロイ頻度
• 平均修復時間
(MTTR)
• 顧客サイクルタイム
• リードタイム
• ピボットまでの時間
• イノベーション率
• オンプロダクト指標
• 技術的負債
• 変更失敗率
• ミーティング数
• マルチタスク率
※4keys
- p.16
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
エビデンスベースドマネジメント(EBM)
• 経験主義に基づくマネジメントフレームワーク
• 不確実な条件下で、成果や組織能力を継続的に改善
• 戦略的ゴールへの道筋を模索するためのもの
• 意図的な実験とエビデンス(指標)を用い、
組織のゴールの洗練と組織能力の体系的な改善が可能
• ゴールと次のステップを検査し、適応する
ゴール | 重要価値領域 | 実験ループ
- p.17
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
プロダクトゴール
Product Goal
- p.18
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
プロダクトゴール from 『スクラムガイド』(2020年11月)
本文で15回言及(ゴールについては40回)
• プロダクトの将来の状態であり、
計画のターゲット
• POが策定し、明示的に伝達
• インクリメント: 具体的な踏み石
• 一度に一つの目的に集中
• 長期的な目標で、
次の目標に移る前に達成か放棄
プロダクト(対ステークホルダー) スクラムチーム
• プロダクトゴールを達成するために必要な作業は、スプリント内で行われる
• スプリントプランニング: 実施するPBIとプロダクトゴールとの関連性を話し合う
• スプリントレビュー: プロダクトゴールに対する進捗について話し合う
スクラムイベント
- p.19
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
EBMとプロダクトゴール 《あくまで例示》時間
指標
戦略的ゴ ール
現在の状態
開始の状態
中間ゴ ール
即時戦術ゴ ール
実験ループ
仮説
適応 検査
実験と 計測
引用「エビデンスベースドマネジメントガイド」(翻訳: 長沢智治、角征典)
プロダクト
ゴール
プロダクト
ゴール
- p.20
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
全員の関心ごと
スクラムチーム
ステークホルダー
スプリントバックログ
スプリントゴール
完成の定義
インクリメント
プロダクトゴール
プロダクトバックログ
序
列
目指すもの 期待するもの
実現するもの
スプリント
- p.21
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
ステークホルダーとの共通認識と期待値管理
スクラムチーム
ステークホルダー
スプリントバックログ
スプリントゴール
完成の定義
インクリメント
プロダクトゴール
プロダクトバックログ
序
列
目指すもの 期待するもの
実現するもの
スプリント
① 最上位の期待値
② 新たな価値を
目の当たりにする
③ 次の価値の
アイデアを検討する インクリメントは
プロダクトゴールへの踏み石
- p.22
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
プロダクトゴール: プロダクトビジョンへの踏み石
ビジョン
インクリメント
機能
• 検証可能な仮説
• マーケットや社会課題で駆動
• 市場に反応した結果を提示
• 作業や機能の抽象化・正当化
• 共通の認識
• 意図を伝える
• 解決策を伝える
• 達成判断が可能なゴールを設定
• 計測できる
• 順序づけられる
プロダクト戦略
リリース計画
プロダクトゴール
- p.23
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
プロダクトビジョン: プロダクトへの重要な4つの質問(参考)
我々のプロダクトは何か?
What is our product?
我々のプロダクト
でないものは何か?
What is our product, not?
我々のプロダクト
を構成するものは何か?
What are parts of our product?
我々のプロダクト
は何の一部なのか?
What is our product part of?
- p.24
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
プロダクトゴールとロードマップ
• 明示されているもの(FAST、もしくは SMART)
• ステークホルダーとスクラムチームで共有
• 1度に目指すものは、たった1つ
• プロダクトゴールを達成したときか、破棄した時に
次のプロダクトゴールを選択できる
• スプリントごとに近づいているかを検査
• 主にスプリントレビューで検査
• 計測できなければならない(EBM、HEART)
❶
❷
❸
- p.25
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
プロダクトゴールの例
❶
日本で「オンラインどら焼き店」のNo.1になる
プロダクトビジョン
金沢の顧客に販売できるウェブサイトを立ち上げる
生産と配送の能力を増強し、
日本国内の顧客に販売できるようにする
❷
スマホアプリとそのアプリストア展開で、
オンラインでの存在感を拡大する
❸
- p.26
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
プロダクトゴールの性質: FAST
Frequent discussions
Ambitiously
Specific metrics
Transparent
頻繁な議論に着目すること
意欲的に設定すること
具体的な指標を計測すること
透明性を確保すること
- p.27
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
プロダクトゴールの基準の例: SMART
Specific
Measurable
Achievable
Relevant
Time-bound
具体的なもの、明確なもの
計測できる
達成可能なもの
関連するもの(プロダクトビジョンに)
期限があるもの(※ もっと長期的なゴールもありえる)
- p.28
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
プロダクトゴールの基準の例: FOCUS
Fun
Outcome-oriented
Collaborative
Ultimate
Singular
惹きつけるようなワクワクするゴール
価値があるゴール
みんなで考え、みんなで決める
何がなんでも成し遂げる(意気込みと理由)
一貫性をもたらす一つに絞る
- p.29
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
Uberのビジョンで例えると
VISION
10年以内に、自動車や公共交通機関を利用するより
安価な代替手段になっている
2018年1月までに主要都市での待ち時間を5分以内になっている
2017 年1月末までに、
各都市で50人に1人以上のドライバーを確保できている
平均して300人に1人のドライバーがいる現在の状態
戦略的ゴール
中間ゴール
- p.30
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
プロダクトゴールをどこに定めるかは◯◯による
拡張インパクトマッピング: マップの中からゴールへの近道を発見するためのツール
WHY
WHO
WHO
HOW
HOW
HOW
WHAT
WHAT
WHAT
WHAT
WHAT
WHAT
ゴール (プロト)ペルソナ 顧客アウトカム ビジネス
インパクト
目標設定 誰に働きかけるか どんな恩恵があるか どう行動を変えるか
出典 Extending Impact Mapping to Gain Better Product Insights
スプリントゴール
やPBI
インパクトのある効果
WANT
WANT
WANT
• 利用者を20%UP
• 既存ユーザー
• 友人に勧めてくれる
• 「シェア」ボタン
• リファラ特典機能
• 女性ユーザー • 安全に利用できる
ものを選択したい • アラート機能
• 詳細情報の明記
• よき乗車体験
• 安全に目的地に
到着したい
- p.31
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
プロダクトゴールのフォーマット
我々のプロダクトビジョンである[ビジョン]に到達するために、
[具体的な課題]を克服しなければならない。
[ゴール]を達成することで、我々は適切な方向に進むことができ、
それは[指標]が[現在の値]から[目指すべき値]になることで示される。
[プロダクト]は、[ゴール]を達成するために設計された。
我々は、プロダクトが[ゴール]を達成していないことを観察しており、
それが我々のビジネスに[具体的な悪影響]を引き起こしている。
どのようにすれば[プロダクト]を改善し、[計測可能な基準]に基づいて、
顧客がより成功することができるだろうか?
- p.32
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
プロダクトゴール
特徴
• スクラムチームとステークホルダー
• 共通認識・意思疎通
• 行く先を示す
• 意図を明確にするもの
• ビジョンへの踏み石
• 設定し、計測する
• 達成 or 放棄
• 確約
• 集中と透明性を引き出す
• 勇気をもって建設的に貫く
注意点
• スコープを固定するものではない
• 身勝手や言い訳を正当化するものではない
• プロダクトバックログから
抽象化して設定しないこと
• 適当に設定して、煙に巻くものではない
• 予算を通すためにとりあえず設定
• なんとなくで大まかに設定
• 一度決めたら見直さないものではない
• 常に指標を計測して検査・適応
• ゴールと価値指標はEBMを参考に
- p.33
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
ところで確約
Commitment
- p.34
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
経験主義の柱とスクラムの価値基準
検査適応
透明性集中勇気
確約
公開尊敬
スクラム
引用: The Scrum Values (翻訳: 長沢智治、原田騎郎)
経験主義の柱 スクラムの価値基準
信頼
- p.35
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
Whatever it takes
© 2023 MARVEL, 「Avengers: Infinity War」
- p.36
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
スクラムの作成物(透明性)と確約
プロダクトゴール スプリントゴール 完成の定義
バックログ TODO DOING DONE
スプリント
バックログ インクリメント
プロダクト
バックログ
序
列
のための のための を満たす
• 各作成物には、透明性と集中を高める情報が必要
• 確約により進捗を測定
- p.37
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
確約と予測
価値
時間
スプリント(タイムボックス)
プロダクトゴール
スプリントゴール
完成の定義
を満たす
インクリメント
- p.38
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スクラムのイベント(検査と適応)と確約・作成物(透明性)
イベント 検査 適応
スプリントプランニング
デイリースクラム
スプリントレビュー
スプリント
レトロスペクティブ
プロダクトゴール
スプリントゴール
完成の定義
プロダクトゴール プロダクトバックログ
バックログ TO
DO DOI
NG DO
NE
スプリントバックログ
スプリントゴール
スプリントゴール
バックログ TO
DO DOI
NG DO
NE
スプリントバックログ
次の
次の
インクリメント
- p.39
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
何がわからないのか、わかるまでわからない
We don’t know what we don’t know until we know it.
- p.40
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
自己紹介
長 沢 智 治
NAGASAWA, Tomoharu
@tnagasawa
サーバントワークス株式会社
代表取締役
DASA
アンバサダー / 認定トレーナー
株式会社Helpfeel
アドバイザー
- p.41
プ
ロ
ダ
ク
ト
ゴ
ー
ル
と
は
?
あ
る
い
は
プ
ロ
ダ
ク
ト
の
ゴ
ー
ル
を
設
定
す
る
に
は
何
が
必
要
か
?
Tomoharu Nagasawa
Regional Scrum Gathering Tokyo 2022
#プロダクトオーナーシップと商売
- p.42
© 2023 NAGASAWA, Tomoharu
協賛
ご参加くださり、誠にありがとうございました
アジリティに関する導入・定着化支援サービス、研修サービスを提供いたします
servantworks.co.jp