EBMアジャイル

IMPACT!! ゴールとアウトカムからはじめる経験的アプローチ #RSGT2025

© 長沢智治, サーバントワークス株式会社 講演日 (RSGT 2025) 全 40 ページ 2026-10-20 公開 v1(最新版)

29 ページ:©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. プロダクトゴールとスプリントゴールを想定しやすくなる(ゴールを検査し、適応させやすい) インパクトマッピング拡張 プロダクトゴール プロトペルソナ アウトカム...

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この資料について

変化する状況下において、ゴールを上手く設定し、望ましいアウトカムを向上させるアプローチを解説しています。

この資料は、#RSGT2025 でのセッション資料です。

全ページのテキスト
  1. p.1
    IMPACT!! RSGT2025
  2. p.2
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. 今日のお話 伴走支援でやってみて効果があった 共通点を共有 キラキラしたテクニックではなく、 地味で大切だと思うカタを共有 チーム・組織・プロダクトが「アジャイル」 になり、顧客のためになるコツを共有
  3. p.3
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. 変化に適応するプロダクト チーム運営、組織の論理、過去の成功体験、…いろいろあるけど、 今とこれからに何が必要なのか考え、実践する時間をつくろうよ
  4. p.4
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. すべてをわかろうとするなんて 人間の傲慢です 全領域異常解決室 室⻑代理 興玉 雅
  5. p.5
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. プロダクトを重視する市場環境へ 変化に適応するプロダクトへの変遷 IT ITIT IT 1990年代 2010年代2000年代 2020年代 便利 不可欠有効 コア IT はコストセンター IT はビジネス戦略 ü 既存のビジネスモデル ü 自社内で意思決定 ü 守るプロダクト ü システムの品質 ü 新しいビジネスモデル ü 市場が意思決定 ü 攻めるプロダクト ü ビジネスとデータの品質
  6. p.6
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. プロダクト ▷ ユーザー体験を重視した意思決定、仕事の仕方、カイゼンの結晶 変化に適応するプロダクトへの変遷 1990年代 2010年代2000年代 2020年代 提供者が主体 ユーザーが主体 《映画づくり》 《配信ドラマづくり》 大きな予算|long batch|dead or alive 適切な予算|short batch|continuously
  7. p.7
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. プロダクト ▷ ユーザー体験を重視した意思決定、仕事の仕方、カイゼンの結晶 変化に適応するプロダクトへの変遷 1990年代 2010年代2000年代 2020年代 正解がわかっている 正解かどうかわからない 《線形》 《非線形》
  8. p.8
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. プロダクトを中心に再編する 変化に適応するプロダクトを重視する プロダクト デジタルをコアにもつ 製品やサービス 顧客の成功 顧客アウトカムとインパクト 市場とビジネス 競争優位と社会貢献、収益 (インパクト) 組織とチーム 組織の再編と チームの効果性
  9. p.9
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. ゴール設定のアプローチ わからないことが多い、変化する状況下なのに、 事前にわかっていることにしなければいけない… それ、状況とアプローチが合っていないだけじゃないですかね?
  10. p.10
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. わからないものを、わからないまま 受け入れる余裕を持ってください 全領域異常解決室 室⻑代理 興玉 雅
  11. p.11
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. 「わからない」、変化し続ける前提で取り組む プロダクトのゴールとは 1990年代 2010年代2000年代 2020年代 正解がわかっている 正解かどうかわからない ゴール 計画 作業進捗 方向性 vision 検査 ゴール 検査 ゴール 《線形》|計画主導 《非線形》|ゴール主導 検査 ゴール 検査
  12. p.12
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. • 今、わかっている 事実 をもとにして、 方向性としてゴールを仮置きする • 状態で表現する • 顧客、プロダクト、市場、組織、チーム • 変わる前提なので、雑 でもいい • 現在の視点でよい(ムリしない) • プロダクトのことでなく、プロダクトが使われている状況 を描く たどり着いたときの「状態」や「状況の変化」で表現したもの ゴールとは何か 目を閉じてください。今までの経緯を忘れて、プロダクトと顧客と自分達が どんな状態になっていたらハッピーかを思い浮かべてください。ほら、みんなズレてる… アジャイルコーチの手口
  13. p.13
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. • 一度に目指すべきゴールは ひとつ • 事実に基づくもの(事実と推測を分ける) • 段階を設ける • どれも顧客を意識したゴール • 誰が決めるのか? • マネジメント: 事業責任者として 意図 を伝える • 全員: マネジメント(意図)、チーム(現実感)で 具体性 のあるゴールを導く • チーム: 現場目線で 効果がありそうで 実験 できるものを設定する ゴールを誰が決めるか問題 3つのゴールを定める レ ベ ル からチームに決めさせ、あとからダメ出ししてしまう が組織の必達目標(収益など)で、顧客が置き去りで、事実に基づいていない 注意!
  14. p.14
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. どのゴールも依然として不確かさが残るものであることを受け入れる ゴールに含まれる事実と推測 ゴール 事実の割合 事実 推測
  15. p.15
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. • 透明性: 事実 • アウトカム • 顧客アウトカム(現在の価値、未実現の価値) • 組織アウトカム(反応性、効果性) • 検査と適応: ゴール自体 • ゴールにどれくらい近づけたか • ゴールはまだ適切なのか • ゴールを達成したら、次のゴールを設定する ゴールは透明性をつくるが、ゴール自体にも透明性・検査・適応が必要 要するに経験主義でゴール設定を行う 適応 検査 透明性
  16. p.16
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. 次のゴールを設定するし、ゴールが適切でなかったら破棄する ゴールを達成したら 次のゴール 達成 次のゴール 達成 次のゴール達成 達成
  17. p.17
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. チームに任せて(自己管理)、ゴール( )を検査し、ゴール( と )を適応させる マネジメントによる支援と評価、そして責務 ü チームが設定したゴールが適切か? ü ゴールに向けた取り組みが妥当か? ü 自己管理できているか? 検査 適応 ü ゴールが今も適切なのか? ü チームの取り組みを妨げる慣行や制約はないか? ü 経営陣・顧客に事実(データ)を示せているか? マネジメントは、チームの判断、やり方に口を出さないようにがんばれ! 口出しするなら、先のゴールを意図として示し、事実とともにチームを導け!! アジャイルコーチの手口
  18. p.18
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. 次の目標とする状態に向かって 実験する 方向性や チャレンジを 理解する 現状を 把握する 次の目標 とする状態 を設定する 1 2 3 4 何が起きているのかはわかるまで わからないため科学的な実験を繰り返す わかったことから方向性や目標を 検査し、再設定する 改: 不確実性バージョン 改善のカタ
  19. p.19
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. エビデンスベースドマネジメント(EBM)でのゴールとスクラムでのゴール | ケース A 経験的なゴール 提供価値 戦略的ゴール 中間ゴール 即時戦術ゴール EBMでのゴール スクラムでのゴール プロダクトゴール スプリントゴール ビジネス戦略 や プロダクトビジョン 実験 時間
  20. p.20
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. エビデンスベースドマネジメント(EBM)でのゴールとスクラムでのゴール| ケース B 経験的なゴール 提供価値 戦略的ゴール 中間ゴール 即時戦術ゴール EBMでのゴール スクラムでのゴール スプリントゴール実験 時間 プロダクト戦略 プロダクトゴール ビジネス戦略 や プロダクトビジョン
  21. p.21
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. それぞれのゴールに適合した指針を採用する ゴールは特性を意識して表現する FAST • Frequent discussions 頻繁な議論に着目する • Ambitiously 意欲的な設定をする • Specific metrics 具体的な計測指標を測る • Transparent 透明性を確保する FOCUS • Fun わくわくするゴール • Outcome-oriented アウトカム指向 • Collaborative みんなで考え、決める • Ultimate 何がなんでも成し遂げる • Singular 一貫性を持ったひとつに絞る SMART • Specific 具体的で明確なもの • Measurable 計測できるもの • Achievable 達成可能なもの • Relevant 関連するもの • Time-bound 期限があるもの
  22. p.22
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. プロダクトの「プロジェクト」化 ゴールを検査・適応できないと起きる悲劇 • ビジネスと現場の分断 • ビジネス変化での方向転換が遅れる • プロジェクトとタスクへ依存 • ムダと手戻りが増加 顧客への価値提供が鈍化 整合性の欠如 事実から遠ざかり、 顧客と現場から離れた ところで決定される
  23. p.23
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. • ゴールに辿り着いた際の景色を描く • 顧客: どんな能力を得ているか、何が達成できているか • 市場: 全体の市場規模をどれくらい引き上げているか • 組織: どれだけ市場変化に適応できているか • チーム: どれだけプロダクトを生み出すチカラを身につけているか • 何を、どうやって、は別議論 • 変化を前提とし、可能性を最大化する柔軟性を持たせる • WHATとHOWに縛られると、途端に硬直化する 何を、どう実現するかは、柔軟性を持たせておくこと ゴールは「状態」であり、実現手段を明記しない
  24. p.24
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. 効果的なチームは最初から巻き込み、権限を与えることでつくられる ゴール主導でチームを組成し、チームに委ねる 正解がわかっている 正解かどうかわからない 《線形》 《非線形》 何を、 どうやって だれと (なぜ) なぜ、 だれと 何を、 どうやって
  25. p.25
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. ゴール主導とアウトカム計測 ゴールを状態で示し、アウトカムを測っていく… わかるようでわからない、ではどうやったらいいのか? ひとつのアプローチを示しましょう
  26. p.26
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. 真実が見極められないから迷う 迷うから我を失い、亡者に取り憑かれる だからこそ、心臓が息の根を止めるまで 真実に向かってひた走れ 警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係 係⻑ 野々村 光太郎
  27. p.27
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. どんな恩恵があるか WANT よき乗車体験 増える特典 アウトカム ゴールからインパクトを導き出し、インパクトを達成する成果物をつくる インパクトマッピング プロダクトゴール アクター インパクト 成果物 目標 誰に働きかけるか どのような行動変容が必要か インパクトのために 何が必要か WHY WHO HOW WHAT 《利用者を20%UP》 既存ユーザー 新規ユーザー 知人に勧めてくれる 日常利用してもらう アプリをダウンロード してもらう シェア機能 リファラ特典 マイレージ機能 アプリ評価向上施策 他アプリとのコラボ 50人に一人の ドライバーを 確保できている
  28. p.28
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. ゴールに関連するプロとペルソナのアウトカムから、インパクトとそのための成果物をつくる インパクトマッピング拡張 アウトカム インパクト 成果物 どんな行動変容が起こるか インパクトのために 何が必要か HOW WHAT どんな恩恵があるか WANT 知人に勧めてくれる 日常利用してもらう アプリをダウンロード してもらう シェア機能 リファラ特典 マイレージ機能 アプリ評価向上施策 他アプリとのコラボ よき乗車体験 増える特典 流行りの乗る プロダクトゴール プロトペルソナ 目標 誰に働きかけるか WHY WHO 既存ユーザー 新規ユーザー 50人に一人の ドライバーを 確保できている 《利用者を20%UP》
  29. p.29
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. プロダクトゴールとスプリントゴールを想定しやすくなる(ゴールを検査し、適応させやすい) インパクトマッピング拡張 プロダクトゴール プロトペルソナ アウトカム インパクト 成果物 目標 誰に働きかけるか どんな行動変容が起こるか インパクトのために 何が必要か WHY WHO HOW WHAT どんな恩恵があるか WANT 既存ユーザー 新規ユーザー 知人に勧めてくれる 日常利用してもらう アプリをダウンロード してもらう シェア機能 リファラ特典 マイレージ機能 アプリ評価向上施策 他アプリとのコラボ よき乗車体験 増える特典 流行りの乗る 50人に一人の ドライバーを 確保できている スプリントゴール候補 スプリントゴール候補 スプリントゴール候補 集中する目標 実現するもの検証するもの 《利用者を20%UP》
  30. p.30
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. • 最初に目線合わせをすること • ゴール設定の粒度を揃える: • すべてを洗い出そうとはしないこと • キリがない • どうせ変化する • 今わかっている事実と推測を分けて描くこと(色分けするなど) • 常にアップデートすること • 新たな事実を適応させる • わかったことを追加していく(不要なものは削除していく) 注意点 インパクトマッピング拡張
  31. p.31
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. • ゴールとして表現する状態 ゴールに書く状態とは、アウトカムである ゴールとアウトカムの関係を再整理 顧客 組織 望ましい体験・能力 現在の体験・能力 未実現の価値 現在の価値 反応性 効果性 市場に出す までの時間 イノベーションの 能力 ギャップ どれだけ速く学べているか どれだけ集中できているか 50人に一人のドライバーを確保できている (今は100人に一人) 1週間で顧客に追加の価値提供が行えている
  32. p.32
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. Columinityのエッセンスより チームの効果性 効果的なチームの要因: • 反応性 • ステークホルダーへの関心 • チームの効果性 • チームの自律性 • 継続的改善 • マネジメントの支援 ※組織規模、チームの規模や経過期間、 プロダクトの種類は影響されない ※チームの経験のみが影響を及ぼした
  33. p.33
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. 頻繁なリリースとアウトカムの関係性 チームの効果性 共通ゴール 価値に集中 SHと協働 フィード バック 収集 ステーク ホルダー への関心 反応性 リリース 頻度 リファイン メント チームの 効果性 チームの 士気 SHの 満足度 SH: ステークホルダー アウトカム
  34. p.34
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. • スクラムをはじめる、学び直す際は、 • スクラムの確約(コミットメント)からはじめる • プロダクトゴール|スプリントゴール|完成の定義 • プロダクトのアウトカムを議論しよう • 顧客アウトカム • 組織アウトカム • すべてをわかろうとしない • わかっている事実を大切にする(けど、最初は少ない) • 雑でもいいので、設定し、実施すること 経験的プローチはゴールとアウトカムからはじめるとやりやすい(かも) まとめ(1)
  35. p.35
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. • 作業スクラムからスクラムへ • 作業のためにスクラムを実践するよりも、 価値を生むためにスクラムを実践しよう • 一番大きな経験主義からはじめて、ステークホルダーとともに歩もう • プロダクトゴールを明示しよう(RSGT2022) • 少なくともスプリントでひとつ以上の価値を生み出そう(RSGT2023) 経験的プローチはゴールとアウトカムからはじめるとやりやすい(かも) まとめ(2)
  36. p.36
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. 以上が今回、私が導き出した 結論です アジャイルストラテジスト ⻑沢 智治
  37. p.37
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. 書籍 情報リソース
  38. p.38
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. ガイドやWeb記事 情報リソース
  39. p.39
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. 講演内容、その他お気軽にお立ち寄りください! ブースにてご相談に乗ります! スクラム概要図クリアファイル経験主義オリジナルTシャツ
  40. p.40
    ©2025 Tomoharu Nagasawa All Right Reserved. 提供 contact@servantworks.co.jp ご清聴、ありがとうございました ご支援のご相談は下記にお気軽にご連絡ください

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